闘う心 素直な心 [アート]
・
いくら疲れてもいいけれど
・
何度倒れてもいいけれど
・
あなたに大事なことは、闘い続けること
・
路傍にたたずみながら疲れを癒し
・
志を立て直して起き上がり
・
負けそうになっても負けそうになっても
・
闘い続けること
・
折れそうになるプライドを高く掲げて
・
闘い続けること
画集がある。
日本画で、タイトルは、中島千波の桜屏風(びょうぶ)。
どのページも満開の桜である。
満開の花びら一つ一つがていねいに描き込まれていて、
思わず、花びらの数を数えだしてしまうほどだ。
桜が私の方をめざして画布から飛び出してくるのではない。
桜が画布の枠上から降ってくるのだ。
絵が生きているから、絵がじっとしていないのだ。
中島千波というこの画家は、満開の桜の下で満開の桜を描く。
きっとスゴイ重圧と、すごい喜びなんだろう。
前よりも多くの気づきを持って描きたい、
描かなければならぬ、という重圧。
描くことで、重圧から精神を解放していく喜び。
この世には、こんな絵があり、
こんな絵を描く画家もいるのに、
私はただただ、
人生の無駄づかいをしているのではないかと思ったりもする。
素晴らしい「もの」や素晴らしい「こと」に出会えば出会うほど、
目に見えない劣等感が浮上してくる。
どうしようもなくなってしまうのだ。
あなたには、
満開の桜をみて心をふるわす人生が残っているか?
美しい出来事に涙することができる素直な心が残っているか?
Stand By Me | Playing For Change |