ララのテーマ、革命、巨大なスケール、そして、愛
ドクトルジバゴを観たのは、1965年。
まだ、映画館がごった返していた頃。
憧れの東京で。
当時、大学生だった実兄が連れて行ってくれたのだ。
シチュエーションがすごい。
①観た者(私)は、田舎の高校生。
②映画館の場所は、大東京。
③映画の背景は、革命下のロシア。(1965年の日本は、大学闘争のピーク)
④場所は広大なロシア。長い列車、列車の窓から見える凍てつく大地。巨大なスケール。
⑤テーマは、愛。
(『ドクトル・ジバゴ』(Doctor Zhivago)は、アメリカとイタリアによる合作映画)
何もかも新鮮だった。
このララのテーマは、私にとっての「勇気」。
まだ、夢を持てた日本。
まだ、ロシア文学が学生の話題にのぼる頃。
長髪、ジーパン、朝日ジャーナル、貧乏生活、読書、煙草、こだわり、そして、若さ。
その頃の「ララのテーマ」だから・・・ね。
「ララのテーマ Lara's Theme」モーリス・ジャール
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